兄貴編

香川編ではなく兄貴編。はじめて来た方はコチラ→はじめに

まず、なぜ香川県の予備校？東京とかの有名な所でいいのでは？と思うかもしれません。前提として単純に実績のある予備校というのもあったのですが、一番の理由は日本で一番厳しいと言われる東京の予備校に兄貴が既に行っていた事。

今回は兄の話になります。

当時、兄は所謂「チャラ男」でイケメンでした。恋愛においては「男女の付き合う寸前、どちらかが告白したら間違いなくもう片方はOKしますよ状態の、アレ？俺らってどう考えても両思いだよね？という空気のドキドキ・トキメキ感」をこよなく愛する男だったんですね

（気持ちはわかるけど気持ち悪い）

そのキモチを求め、付き合っては別れを繰り返す、そんな刺されそうな趣向のせいで、弟の僕は兄のカノジョを何人も見てきて、時には僕が標的にされ危ない目を見ました。

（ちなみにカーチャンは行為中の兄貴のアナルを見ました）

そんな彼が、東京の予備校の地獄のような毎日を過ごさなければならず（これも親父の強制）、部屋は刑務所のようでただ寝る場所、門限16時を破ると反省文、かつ周りには遊べる場所・高校時代の友達が沢山、トドメには行きたくもない医学部に受からないといけないという、本人曰く「雲を掴むような話というかもうダークマターを掴みにいく感じ」だったそうです（言われても意味がスッと入ってきませんでした）

勘の良い方はピンときてるでしょう。高校編の補足でも触れましたが、彼はそんな日本一厳しいと言われる寮から

「プリズン・ブレイク」したんですね。「ショーシャンクした」でも良いです。

当然電話でそれを聞いた親父は激怒、激怒を通り越して何もしゃべらず、ただただ唇がプルプルしているだけという姿を見て、妹と「めっちゃくちびるプルプルしとるやん・・・ｗ」とコソコソ言ってたのを覚えています。

・・・・・・という失敗例が先にありまして、そんな親父も学んだのでしょう。

「プリズン・ブレイク　シーズン2」を開始するわけにもいかず、僕自身もそんな監獄のような予備校は嫌だったので（仮に入っても脱獄はしないけれど）、周りには遊ぶところがない田んぼばかりののどかな香川県の寮に行くことを決めたのでした。

（通称：島流し）

カーチャンにアナル見られたぜ

香川編に続く

補足

そんな兄貴は料理人を目指しますがすぐに辞め、今や東南アジアを飛び回り英語がペラペラになりながら仕事をしていると誰が想像したでしょうか。

今は日本にいますが、今度兄貴のお金でヨーロッパに二人で行く予定です。わーーい

でもこの前一緒にテラリアをプレイしたんですが「chaos（カオス）」を「チャオスって何？」とかそんなんを沢山聞いてきたんで読み書きはだめなんだと思います。